象印のスチーム式加湿器EE-RR50をレビュー!お手入れ簡単でおすすめ!

家電
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皆さん、こんにちは

冬の乾燥がひどい日にはと喉が痛かったり、子供が風邪にかかりやすくなったりして色々と心配なことがありますよね。僕の家では乾燥する冬には加湿器を使っています。

これまでに、超音波式、ハイブリッド式、スチーム式と使ってきましたが、やはりお手入れの楽さが超音波式やハイブリッド式と比べて圧倒的にお手入れが楽で、今では加湿器はスチーム式一択と考えています。

今回は、スチーム式加湿器のEE-RR50を僕が実際に使ってみて、加湿能力やお手入れ、電気代がどうだったかを詳しく解説していきたいと思います。

スチーム式加湿器 EE-RR50のスペック

基本スペック

まずは基本となるスペックから。以下のようになっております。

EE-RR50スペック

加湿能力:480[mL/h]
水の容量:3[L]
消費電力:985[W](湯沸かし時)、410[W](加湿時)
連続加湿時間:6時間(強)、24時間(弱)
外形寸法:24×26×31.5[cm]
本体重量:2.4[kg]
適用床面積:8畳(木造和室)、13畳(プレハブ洋室)

個人的に加湿器のスペックで最重要視するべきは『加湿能力』だと思っています。『せっかく買ったのに部屋の湿度が全然上がらん』では困りますもんね・・・

EE-RR50の加湿能力480[ml/h]はスチーム式の中では平均程度です。

ハイブリッド式(温風気化式)では1200[ml/h]前後の製品もあり単純な加湿能力で言えばハイブリッド式に軍配が上がりますが、スチーム式でも必要十分な能力があれば良いと思います。

5つの動作モードを搭載

次に、動作モードを見て行きます。大まかに分けると以下の2つのモードがあります。

・ターゲットの湿度となるよう自動でコントロールする『自動加湿』
・湿度に関係なく一定の加湿能力で動作する『連続加湿』

自動加湿は「しっかり」「標準」「ひかえめ」の3段階が選択ができます。
「しっかり」は60%、「標準」は50%、「ひかえめ」は40%の湿度になるように自動でコントロールしてくれます。

連続加湿は「強」「弱」の2段階が選択できます。

切/入タイマーや静音機能も搭載

その他の機能として「切」「入」のタイマーや湯沸かし音をセーブする機能がついています。

また子供のいたずら防止のチャイルドロックや空焚きを防止する機能など安全に配慮した機能も搭載しています。

スチーム式加湿器 EE-RR50の機能や特徴

スチーム方式の加湿器はタンク内の水を沸かして、蒸気で加湿を行いう方式で以下のメリットがあります。

スチーム式のメリット

・水を沸騰させてから加湿するので、雑菌の少ない蒸気で加湿ができて衛生的
・お手入れがほかのタイプの加湿器よりも簡単
・パワフルな加湿能力で、寒い冬でもしっかりと加湿ができる

お手入れはクエン酸等を入れて沸騰させるだけなのでかなり楽です。

ハイブリッド式も以前使っていましたが雲泥の差です。二度とハイブリッド式には戻れません。

EE-RR50の加湿能力に関しては定格加湿能力が480[mL/h]ですが、よく分からないですよね・・・

実際に使ってみると、「しっかりモード」では16畳の部屋でも湿度60%まで容易に加湿できます。

とはいえ、「しっかりモード」だと結構頻繁に水の追加が必要です。

ひなそゆ
ひなそゆ

「ひかえめモード」だと湿度40%だけど24時間近く連続加湿できます。

水の追加が面倒なので「ひかえめモード」で運用中。

一方でデメリットは

スチーム式のデメリット

・他の方式と比べて電気代が高い
・熱い蒸気が出るため、火傷に注意が必要(特に小さなお子様)
・水を沸騰させるので動作音が大きめ
・最初に水を沸騰させるため、湯沸かしの時間がかかる(およそ30分)

ロック機能があるので倒れても熱湯がこぼれることはありませんが、蒸気はむき出しなので注意が必要です。

水を沸騰させている間は音がしますが、個人的には気にならないレベルです。近くで寝ていますが眠りの妨げにはなりません。

ひなそゆ
ひなそゆ

ひなそゆ家では高いデスクの上の奥の方において、子供が触りにくいようにしています。
とはいえ、息子(4歳)は台を持ってくるなど賢くて見守りが必要です。

操作パネル
蓋のロック機構
お手入れ方法

電気代は思ったよりもかからない?

ひなそゆ家の22年1月の電気資料量と23年1月の電気使用量を比べてみました。EE-RR50以外に電気使用量が大きく増える家電の追加は無い・・・はずなので、消費電力の差分=EE-RR50による増加分として、粗く計算してみます。

1ヶ月の消費電力の実績は凡そ50kW

23年1月の電気使用量は647kW、22年1月は596kWで50kW程度の差となっています。
電気代に直すと1,300円ほどではないかと思います(25円/kWh)

僕の家での使い方は以下の通り

EE-RR50の使用条件

・運転モード:ひかえめ
・稼働時間:1日16時間(就寝時以外)

ひかえめモードで起きた時に水を入れて寝る前にOFFして使っていました。1か月平均して毎日16時間くらいの使用だと思います。

ひかえめモードなので軽めの使用ではありましたが、思っていたほど増えていないなという印象です。

※気温など様々なパラメータが違いますので、参考程度と捉えてください。

スペックからの消費電力概算は200kW

同じ使用条件で1ヶ月使用した場合の消費電力をEE-RR50の公式スペックから概算してみます。

結論から言えば、1ヶ月の消費電力はおよそ200kWhで、電気代としては5,000円ほどになりました。

差分の考察

実績がざるなんでしょ・・・はあるにしても一旦置いておき差分の要因を検討します。

実際に使ってみるとわかるのですが、一番の理由は加湿時(410W)で動作する時間です。

どの加湿器も同様だと思いますが、設定した湿度になれば加湿も停止します。

EE-RR50を実際に使ってみると加湿している時間 < 停止している時間 で実際に410Wで稼働している時間は半分以下ではないかと思います。

1点注意として、僕の家では一番消費電力が少ないであろう、ひかえめモードで使っていました。しっかりモードで常に使用する場合などは結構な電気代がかかる可能性があります。

消費電力概算の条件

湯沸かし時の消費電力は985W、加湿時の消費電力は410W

湯沸かしにかかる時間を30分、加湿は1日16時間で概算します。

(0.985[kw]×0.5[h]+0.410[kw]×16[h])×30[日] = 211kWh

凡そ200kWhを電気代に直すと5,000円ほどになります。僕の家の実績とはかなり乖離がありますが、上記条件は「強」モードで16時間ずっと動作させた場合などだと思います。

象印によると電気代は・・・

象印のFAQにてスチーム式加湿器の消費電力の記載がありましたので引用します。

スチーム式加湿器の電気代を教えてください。
—————
スチーム式加湿器の電気代は、機種やサイズにより異なります。
EE-R型の加湿器では、以下の通りです。
35サイズ:強運転で1時間当たり約8円(税込)
50サイズ:強運転で1時間当たり約11円(税込)
(当社基準による測定)※電気代は1kWhあたり27円(新電力料金目安単価)を基に算出

https://faqchat.zojirushi.co.jp/inquiries/8b68412496cb276d39e7

僕が所有しているのは50シリーズですので、上記電気代と概算の条件を掛け合わせると以下のとおり

11円×16時間×30日で凡そ5,000円となりました。

EE-RR50の口コミ

EE-RR50の口コミ評判を確認してみました。

良い口コミ・悪い口コミをそれぞれ簡単にまとめました。

・シンプルな機能構成で使いやすい
・強力な加湿能力を有している
・クエン酸洗浄をするだけなのでお手入れが他方式よりも簡単

・電気ポットのようなデザインでオシャレではない
・サイズが大きい
・電気代がかかる
・湯沸かし時の音がうるさい

電気代は使い方、音に関しては個人差がありますがオシャレでないことは確か…

【まとめ】お手入れの楽さはスチーム式が断トツ

スチーム式加湿器EE-RR50ですが、買ってよかったと思います。

最大のメリットはお手入れの楽さです。

お手入れの楽さは スチーム式 >>>>>> ハイブリッド式、超音波式 という印象です。

以前使っていたハイブリッド式の加湿器は給水タンクや水受けの部分、フィルターを1週間ごとに掃除する必要がありかなり面倒に感じていました。

気になる電気代は欲しい湿度にかなり依存しますが、湿度は40%程度あればOKという方であれば電気代も少なく済むのではないかと思います。

スチーム式により電気代は高くなりましたがハイブリッド式、超音波式の掃除の手間を考えると圧倒的にスチーム式がおすすめです。

以上

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