どうやったら、隙間時間だけでTOEIC900点なんて取れるんだろう?と疑問に思っていませんか?実は隙間時間だけの勉強でも長期間の積み上げをすればTOEIC900点を取ることもできます。
実際に僕は、通勤、退勤の電車の時間などの隙間時間の活用をメインとした勉強を1年半ほぼ毎日継続して、TOEIC600点からTOEIC900点を突破することができました。
今回は隙間時間を活用してどのような勉強を行ってきたかを説明していきます。
・隙間時間の活用方法
・具体的な勉強の内容(目指す点数:700点/800点/900点)
なお、公式問題集の模擬試験など時間のかかる勉強もやりましたので、厳密には隙間時間「だけ」ではありませんが、勉強時間の9割くらいは隙間時間にやりました。
ちなみに、僕は単語とリスニング、発音の勉強しかやっていません。が、単語帳で語彙が増えたことと英語に触れる時間を大幅に増やしたことでリーディングのスコアも上がっていました。
隙間時間の活用方法
最もおすすめの活用方法は、毎日のルーチンに勉強を取り入れることです。
・会社員の方であれば毎日電車に乗ると思います ☞ 電車に乗ったら勉強
・昼休みにご飯を食べてから始業まで時間があると思います ☞ 昼ご飯終わったら勉強
・トイレにこもりたくなる時があると思います ☞ トイレに座ったら勉強
といった形で、〇〇したら勉強、が無条件にできるようになると良いと思います。
隙間時間を活用するメリット
個人的に思うところは2点あります。
時間を効率的に使える
イーロンマスクでも、しがない会社員の僕でも時間は平等です。
仕事に8時間、通勤/退勤/準備に2時間、食事/風呂などに3時間、睡眠に7時間・・・とやっていくと時間は正直全然足りないと感じます。
例えば、会社員の皆さんは電車での通勤をされている方も多いと思います。電車の中でぼーーーっとしているのはちょっともったいないですよね。
短時間のため集中できる
宿題などは締め切りギリギリの方がはかどると思いませんか?締め切りがあるほうが人間は効率的に物事を進めることができるようです。電車の時間もすぐに締め切りが来てしまうため、スッと入ってグッと集中できるように思います。
また、人間の集中力もそれほど長続きしないので、15分くらいでサクッと取り組む方が勉強の密度が上がって良いと思います。
TOEIC700点までにやったこと
単語帳(金のフレーズ)
元々語彙力不足を感じていたこともあり、定番のTEX加藤先生の著書「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ 」をやっていました。主に通勤/退勤の電車の中で毎日30分程度勉強していました。
1つの章をターゲットに毎日20~30単語くらいのインプットを行います。以下の①、②のセットを1日のルーチンとして実施します。1つの章の英単語をほとんど覚えたかな?と思ったら③、④のセットに移行します。
①前日に勉強した単語の復習
②当日分の単語の勉強
③章ベースでの総仕上げ
④総仕上げの復習
①ー④で間違えることが無くなったら次の章へ移行して、再び①,②のセットを開始します。
英語➡日本語、日本語➡英語の両パターン実施します。
たまに「前の章の復習をする」「今週は1冊まるまるやる」など、変化を付けつつ忘れないように定期的に以前に覚えた単語の復習も行います。
1年半かけて50周くらいはやりました。金のフレーズをやることでTOEICで頻出する単語をかなりインプットすることができます。リスニング、リーディングのいずれでも非常に役立ったと思います。
公式問題集のリスニング
公式問題集のリスニングパートをひたすら周回します。オーバーラッピング、シャドーイングなどは必要に応じてやっていました(電車内でブツブツ喋ってました)
書き込みができる環境では文字起こしを行い、聞き取れない箇所を明確化していきます。
とはいえ、答えを見ながらリーディングをしても、どうしても聞き取れない箇所が出てくるという壁にぶちあたります。が、実際すべての音が聞き取れなくてもいずれ何とかなります。
ちなみに、公式問題集は合計で4冊 計8回分の模擬試験を実施しました。
試験の内容もどんどんアップグレード(難化)しているようなので、最新の公式問題集を購入して実施する方がオススメです。
TOEIC800点までにやったこと
単語帳(継続)
引き続き「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ 」をやります。860点、900点、990点をターゲットとした英単語のインプットを続けます。
なお、TOEIC900点までにやった単語帳は金のフレーズのみです。
公式問題集のリスニング(継続)
公式問題集のリスニングパートをひたすら周回します。ただし、1.2~1.5倍速で流します。
現在は色々とアプリがあるかもしれませんが、僕はNHK出版の語学プレーヤーを使っていました。
基本的には英語のスピードへの慣れを作るための勉強だと思います。
ちなみに、1.5倍速で聞き取れない所が1倍速でも0.5倍速でも聞き取れないなんてことは良くあります。が、聞き取れる割合が増えてくると内容を補完できるようになるため、細かい所は聞き取れなくてもOKだと思っています。
Part5/6対策
後半の長文問題に時間的余裕を作ればスコア上がるのではという皮算用から、品詞問題など一瞬で解答できる問題のバリエーションを増やす目的で1駅1題シリーズなどを買って実施しました。
TOEIC900点までにやったこと
実は、TOEIC800点を超えてからはTOEIC専用の勉強は本番前の模擬試験しかやっていません。英語力を上げて行けばいずれ900点は越えれるだろうと考え、ここからはどちらかと言えばアウトプットの勉強をしていました。
これは「TOEICはハイスコアだけど全然喋れません」は目指すところではないという理由からです。
「自分が発音できない音は聞き取ることができない」といった話もあったのでスピーキングの題材を取り入れました。結果的には良かったと思います。
リスニング450点くらいになるとPart3、Part4での問題文先読みなどの”TOEICテクニック”が必要なくなりました。進歩を感じるとともにリスニングが上手くなったと自信が持てます。
発音練習
「英語耳 発音ができるとリスニングができる」を使って、英語の発音練習をしていました。本の内容を読んで、付属のCDに沿って発音のトレーニングをします。
事前に本の内容をしっかり読んでおかないとトレーニングになりません。口の形など基本的なところから解説をしてくれます。中学校~大学まで英語を学ぶと思いますが、こういった訓練は無いので新鮮です。
TOEIC845点➡TOEIC900点までは「英語耳」のみで突破しました。
発音練習は1回30分くらいかかるので、隙間時間でやりたい場合は倍速などの工夫が必要です。
まとめ
毎日1~1.5時間の隙間時間勉強を500日くらい積み上げてTOEIC900点を突破することができました。
ただし、僕だけかもしれませんがTOEIC900点だからといって英語ペラペラという訳ではありません。米国の方の英語は早くて聞き取れないし、洋画を字幕なしで見れるかと言うと中々難しいです。
英語学習の長い長いステップの1つとしてTOEIC900点を目指すのはおすすめです。
以下、本記事で伝えたかったことのまとめ
・時間の無いサラリーマン、子育て中のパパ/ママは積極的に隙間時間を活用する
・隙間時間の活用は毎日のルーチンに組み込むと必然的にやれるようになる
・「継続は力なり」毎日少しずつでも勉強をする
・TEX加藤先生の「金のフレーズ」はTOEIC受験者必須のアイテム
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